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「もし最終製品登録を間違えてしまった場合は?」SIGに直接問い合わせてみた

※2021年2月12日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年8月27日に再度公開しました。

こんにちは、ムセンコネクトCEOの水野です。(プロフィール紹介はこちら

※本テーマは動画視聴が難しい方向けにテキストでの解説もご用意しております。本ページをスクロールしてご覧ください。

Bluetooth認証において皆さま関心が高いのが、最終製品登録にかかる費用に関してです。一般的なアダプターメンバーの場合、申告IDの購入費として$8,000 USD(2022年1月1日以降は$9,600 USD)という高額な費用がかかりますが、特にこの費用に関して、申請の間違いにより支払ったお金がムダになるのでは?とご心配されるお客様の実例がございました。そこで今回は、誤って最終製品登録をしてしまったお客様の実例をご紹介し、SIGへ問い合わせしてみた結果と、その解決策について解説します。

誤った最終製品登録のご相談事例

ある電動工具メーカーから最終製品登録の間違いに関するご相談がありました。お話を伺っていくと、最終製品登録時に参照したQDIDのProduct TypeがComponentのみを参照していることがわかりました。

QDIDについて詳しくはこちら

  • 自社のBluetooth機器に対して、最終製品登録を自社で実施
  • 登録から数年後、社内メンバーの指摘から間違いが発覚
  • 懸念点は高額な費用をかけて購入した申告IDとその申請が無駄になってしまうのかどうか?

そこで、本件について弊社経由でSIGに問い合わせをしてみることにしました。

SIGに直接問い合わせしてみた

-- 一度使用してしまったDeclaration IDだが、誤って登録してしまった場合再発行は可能か?

Bluetooth SIG)

残念ながら、一度使用したDeclaration IDの再発行はできません。但し、SIGではいくつかの修正方法を提供しているので確認してください。

以上のような回答が得られました。そこで、お問合せ頂いたメーカーに対して修正方法の一例を示しました。

最終製品登録にて参照したQDIDに誤りがあった場合の修正方法

修正可能な項目※は次の通りです。

  • 不正確なQDIDを最終製品登録時に参照した場合
  • 参照したQDIDが間違っていた場合

※ただし、これらの申請はミスや事故によるエラー修正のみ可能とのことです。

Step1:修正依頼は“Declared by”に登録時のユーザーから提出

画像は例になりますが、Launch Studioで “Declared by”に記載のユーザーから修正依頼の申請を提出する必要があります。

Step2:2014年2月1日以降の日付に限る

修正可能な申請は、最終製品登録申請の提出日が2014年2月1日以降の日付の場合に限ります。

Step3:証明書を提出

「QDIDの変更理由が正しいQDIDへの変更」であることを示す証明書を提出する必要があります。また、訂正内容が「QDIDの変更または追加」の場合、該当QDIDが最初の提出時に有効である必要があります(登録当時に無効だったQDIDには変更できないという意味)。

Step4:『Referenced QDID Correction Request Form』を提出

専用の修正依頼フォームに署名し、SIGに提出して承認されれば修正が完了します。

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この記事を書いた人
AGC、ユニクロ、freeeを経てデバイスと無線通信をひとつにするつなぎ役として、どんなメーカーでも無線化を実現できる世界をつくりたいという想いで株式会社ムセンコネクトを創業。筑波大学大学院修了、Bluetooth SIG公認 Bluetooth®認証コンサルタント。
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