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【電池寿命5年以上】現場で使える業務用モノ探しタグ「モノタグ」を作りました

こんにちは。ムセンコネクト三浦です。

製造現場や倉庫、オフィスにおける「モノ(資産)の管理」。
DX化が進む現代でも、「必要な金型が見つからない」「機材の棚卸しに膨大な時間がかかる」「使いたい時に機材が見つからない」といったアナログな課題に頭を抱えている現場は少なくありません。

こうした課題に対し、近年普及している個人向けの「紛失防止タグ(AirTagやTileなど)」の導入を検討する企業様も増えているようです。
しかし、実際に現場へ導入しようとすると「個人向け製品ゆえの壁」に直面します。

今回は、そんな業務利用特有の課題を解決するためにムセンコネクトが試作開発したBluetooth® LE対応モノ探しタグ「モノタグ」をご紹介します。

目次

市販の個人向けモノ探しタグが抱える「4つの壁」

便利に見える市販のスマートタグですが、数千個単位のモノを管理する「業務利用」においては、以下の4つの壁が立ちはだかります。

管理できるタグの数の限界(数量の壁)

意外と知られていませんが、例えばAppleの「探す(Find My)」ネットワークで1つのApple IDに紐づけられるAirTag等の数は、最大32個までという仕様上の上限があります(2025年現在)。
個人の持ち物なら十分ですが、工場にある数百、数千の金型や工具を管理するには全然足りません。

電池交換の運用コスト(手間の壁)

多くの市販タグは寿命が1年程度です。仮に1,000個導入したとしても、毎日約3個のペースで電池切れが発生します。「管理タグの電池交換」という新たな業務が増えてしまっては本末転倒です。

「山積み」から対象の特定が困難(特定の壁)

スマホで「近くにある」ことは分かっても、目の前に積まれた似たような箱の「どれ」なのかまでは分かりません。音が小さい、光らないモデルでは、騒音のある工場や暗い倉庫での特定は困難です。

既存システムとの連携不可(システムの壁)

ここがDX化を進める上で最大のネックとなります。市販のタグは専用アプリ(Appleの「探す」アプリ等)の中だけで完結しており、外部システムとのデータ連携ができません。
「自社の在庫管理システムに位置情報を紐付けたい」「棚卸し結果を自動で台帳に反映したい」と思っても、データを取り出すことができないのです。

「数千個単位で管理でき、既存システムと連携し、電池交換の手間がないタグが欲しい」
そんな現場の切実な声に応えるべく開発したのが、この「モノタグ」です。

ムセンコネクトの業務用モノ探しタグ「モノタグ」とは?

モノタグとは?

Bluetooth LE通信を利用した業務用のモノ探しタグです。
工場、倉庫、オフィスなど、モノを探すのに時間がかかっている現場での活用が期待されます。

存在確認

アドバタイズを受信することで探したいモノがその場にあることがわかります。

特定

LEDを点滅、ブザーを鳴動させることで、同じようなモノが沢山ある中から対象のモノを特定します。

モノタグはBLE通信を使って探したいモノの存在確認と位置特定が可能

デモ動画

デモ用アプリから対象となるモノタグを選び、LED点滅とブザー鳴動を行った様子です。

デモ用アプリのイメージ

外観 / 寸法 / スペック

寸法は 75.5mm ✕ 48.5mm ✕ 厚み7.0mm
項目内容
製品名モノタグ
型番MT01
BluetoothI/F無線方式Bluetooth® LE
対応規格Bluetooth® Core  v6.0
対応プロファイルGATT(カスタムプロファイル)
ロールペリフェラルロール
周波数2402~2480MHz
送信電力0dBm
PHYLE 1M
アドバタイズ発信周期1,000ms
ユーザーI/F・電源スライドスイッチ
・プッシュスイッチ
・赤色LED
電源CR2032を4個並列利用
※220mAh×4個で約880mAhの電池容量
電池寿命5年以上
※LED点灯・ブザー鳴動は2週間に1回の利用と仮定
認証工事設計認証:R 201-25062
環境適合RoHS2対応
注)一次試作機のスペックです

特長

特長

既存システムからBluetoothを利用して制御可能

モノタグは特定のアカウントやアプリの制限に縛られません。
独自のGATTプロファイルを採用しており、お客様の既存の在庫管理システムや業務用アプリと連携させることで、数百〜数千、数万個単位のタグを一元管理することが可能です。
Bluetoothを介して制御できるため、お客様のシステムの一部として自由に組み込んでいただけます。

特長

電池寿命は5年以上。交換の手間を極限まで削減

小型、薄型の本体内部にボタン電池(CR2032)4個を搭載し、約880mAh(220mAh×4個)の電池容量を備えています。
2週間に1回程度の探索利用であれば、計算上で5年以上電池交換なしで稼働します。 一度導入すれば、次回の電池交換は5年後。ランニングコストと手間を劇的に圧縮します。

特長

「光」と「音」で対象のモノを特定

アプリからの指示でLEDの点滅とブザーの鳴動を行います。
視覚と聴覚の両方でアピールするため、騒音下や薄暗い場所でも対象のモノを迷わず特定することができます。

想定される具体的なユースケース

シーン1:沢山の似たモノの中から特定

工場や倉庫では、同じような形状の「金型」や「部品箱」が棚にずらりと並んでいることがあります。
その中で探したい対象のモノを目視で探すのは大変な作業です。
モノタグを利用すれば、システムから探したい対象を選ぶだけで、対象のモノに取り付けたモノタグが「光って、音を出す」ため、迷うことなく一発でピックアップ可能です。

シーン2:資産の棚卸し・持ち出し管理

モノタグは常にBluetoothのビーコン電波(アドバタイズ)を発信しています。
保管庫や部屋に受信機(ゲートウェイ)を設置しておけば、「この部屋に高価な計測器が確かにある(=紛失していない)」、「許可なく持ち出されたらアラートを出す」 といった管理が自動化できます。
病院での医療機器管理や、オフィスでの共有資産の棚卸し工数を大幅に削減可能です。

今後の展開

本機は一次試作モデルですが、すでに無線設備の工事設計認証(技適)を取得しており、簡単な実証実験が可能な状態です 。実際、一部のお客さまには貸出用のモノタグで実証実験に取り組んでいただいています。

「市販のタグではシステム連携ができなかった」
「自社の管理フローに合わせて、数千個の資産を効率化したい」

このような課題をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。

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