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【待望論】欧米基準試験データの活用で、技適取得が簡単になる可能性?

こんにちは、ムセンコネクトCEOの水野です。(プロフィール紹介はこちら

本テーマは動画解説をメインとしておりますが、テキストでの解説もご用意しております。
視聴が難しい方は本ページをスクロールしてご覧ください。

現在、総務省主導で技適試験を簡略化する検討がなされているのを皆様ご存じでしょうか?

先日、ムセンコネクトも当事者として総務省から意見を求められるなど、具体的に議論が進んでいるようです。そこで本日は現在国が検討している内容、その課題、今後どんなことが変わっていくのか?といった点について解説します。

目次

現在、国が検討していることとは?

先日、日本経済団体連合会(通称、経団連)から規制改革要望が挙がり、『無線LAN等における欧米基準の試験データの活用等による認証の効率化』について見直しを行うことが閣議決定されました。 
その結果、現在総務省では『無線 LAN 等の欧米基準試験データの活用の在り方に関する検討会』を設置し、日欧米における無線 LAN 等の認証に必要な試験項目及び測定方法等に関する技術的な見地から比較調査を行うとともに、日本の試験項目や測定方法の見直し(例えば、欧米との共通化又は簡素化等を含む)を検討しています。

なぜ、今このような検討がスタートしているのか?その背景は?何が課題なのか?

大きな背景として『無線機器の普及』と『グローバル化』の二点が挙げられます。

無線LAN や Bluetoothをはじめとした無線通信は、PC や家電機器等に搭載されるなど広く一般に普及し、今後も一層拡大することが予想されます。また、それら無線機器の流通も年々グローバル化の一途を辿っています。

しかしながら、無線機器を世界中に流通させるためには各国それぞれの電波法認証取得が必要になる上、電波法の試験内容や基準は国によって異なります。現状、各国電波法認証取得にかかるコストや各国の基準に合わせるための負担増はメーカーにとって大きな課題になっています。
それらの負担を軽減するため、欧米基準の試験データを活用しようというのがこの検討の主旨です。

今後どうなっていくのか?ムセンコネクトの予想と見解

ムセンコネクトとしても技術基準の国際的共通化には賛成であり、今後遅かれ早かれその流れがくると予想しています。

例えば、FCC認証(アメリカ)やCEマーキング(EU)の試験レポートを活用して技適試験自体が免除される枠組みがあれば、メーカー側の負担は大きく軽減されます。

また、現在のような円安の状況が続き、今後国内に製造業のものづくり拠点が回帰した場合、メーカーの輸出を後押しする施策として、技適簡略化への期待が更に大きくなってくると考えています。

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