Auracast™(オーラキャスト)の送信機・受信機を作ってみた

こんにちは。ムセンコネクト三浦です。
今日は、Auracastの試作機を作ってみたのでご紹介します。
開発の経緯

ムセンコネクトにはBluetoothに関するさまざまなご相談をお寄せいただきます。一時期たまたまLE AudioやAuracastのご相談が重なったことがありましたが、それまでムセンコネクトとしてAuracastに取り組んだことがなく、あまり良いアドバイスが出来ませんでした。


そんなこともあり、ムセンコネクト社内の勉強がてらにAuracastの試作機を作ってみることになりました。後にLE Audio/Auracast対応装置を共同開発することになりますが、そのキッカケとなったデモ機です。

機器構成
システム構成
今回開発した試作システムは以下のような構成です。
送信機Aと送信機Bからそれぞれ別の音声を流します。
受信機は最初は送信機Aの音声を受信していますが、スイッチを操作すると送信機Bの音声を受信するようになります。
Auracastはブロードキャスト通信なので、受信機を増やしても問題ありません。受信機が何台あっても同じように音声を受信することができます。

ハードウェア
送信機と受信機は同じハードウェアで実現しています。
本装置はUSBケーブルから給電します。
3.5mmオーディオジャックが2つあり、送信機は入力側のみ利用し、受信機は出力側のみ利用します。


送信機A
送信機Aは左上に、丸マークがあります。
オーディオジャックの入力側にオーディオケーブルを繋げて、オーディオ機器から音楽を流します。

送信機B
送信機Bは左上に、四角マークがあります。
オーディオジャックの入力側にオーディオケーブルを繋げて、オーディオ機器から音楽を流します。

受信機
オーディオジャックの出力側に、オーディオケーブルの有線イヤホンを繋げて音声を聞きます。
スイッチ操作で、送信機Aの音声を受信したり、送信機Bの音声を受信することができます。
また、スイッチ操作で音量を上げたり、下げたりすることができます。

デモ動画

「音」のデモを動画でお見せするのは少しわかりづらいのですが、デモ動画を撮影してみました。
- はじめは送信機Aにつないだスマホの音声を受信しています。
- 受信機のチャンネル切り替えボタンを押すと、送信機Bにつないだスマホの音声に切り替わります。
- 再度チャンネル切り替えボタンを押すと、送信機Aの音声に切り替わります。
実際にデモが見たい方はお気軽にお問い合わせください
Auracastのデモは実際にご覧いただくのがいちばんわかりやすいです。Auracastのデモにご興味がある方はお気軽にムセンコネクトまでお問い合わせください。