「Bluetooth® LEおよびUWB技術を用いた位置測位法の高度化」に関して岩手大学と共同研究を開始
株式会社ムセンコネクト(代表取締役社長:水野剛、以下 ムセンコネクト)と国立大学法人 岩手大学(学長:小川 智、以下 岩手大学)は、2025年年4月1日より、Bluetooth® LE技術およびUWB技術を用いた位置測位法の高度化に関する共同研究を開始しました。
今回の取り組みは、位置補正を行うアンカー局の設置数を削減しつつ、測位精度の維持・さらなる向上を実現させ、コスト削減と高精度な位置測位の両立を目指します。
研究概要
屋内に設置する専用のアンカー機器から発せられる電波と、歩行者自律航法(Pedestrian Dead Reconing、以下 PDR)の技術を利用して、ユーザーが所持するスマートフォンで高精度な位置測位を行うための測位法に関する検討を行います。
両者の役割
- ムセンコネクト
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アンカー機器の開発や、慣性センサーを用いたPDR技術による相対位置測位アプリの開発を行います。
- 岩手大学
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提供された試験環境での実験実施、データ解析および位置測位アルゴリズムの検討を行います。
ムセンコネクト取締役CTO三浦淳のコメント

GPSが利用できない屋内での位置測位は、いまだ世の中に確立された技術がない状況です。測位精度を高くしようとすると高価なアンカー機器を多数設置する必要があり、導入・運用コストが高くなります。一方で、コストを抑えようとすると測位精度が不足し、ユーザー体験を損ねてしまいます。
今回の研究ではコストを抑えつつ測位精度を向上させることで、コストと精度のバランスが取れ、使いやすい位置測位法の実現を目指します。この研究が将来、屋内位置測位手法のデファクト・スタンダードになり、社会実装されることを目指していきます。
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