ホーム > ブログ > 無線化講座 > 無線認証 > 【製品化にも影響】採用するBluetoothモジュールによっては最終製品登録できない可能性

【製品化にも影響】採用するBluetoothモジュールによっては最終製品登録できない可能性

※2020年6月8日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年7月28日に再度公開しました。

こんにちは、ムセンコネクトCEOの水野です。(プロフィール紹介はこちら

※本テーマは動画視聴が難しい方向けにテキストでの解説もご用意しております。本ページをスクロールしてご覧ください。

『Bluetoothバージョン(コア仕様)の非推奨と廃止予定日の最新動向※』についての動画です。
※2020年6月時点

自社製品をBluetooth化するためのBluetoothモジュールですが、採用するBluetoothモジュールによってはBluetooth認証の最終製品登録(=EPL登録)ができない可能性がある事実を皆さまはご存知でしょうか? 今回は「なぜできない可能性があるのか?」「では、メーカーエンジニアの方々はどうしたら良いのか?」という点にフォーカスしてポイントを解説します。

なぜ、最終製品登録できない可能性があるのか?

Bluetoothバージョンはアップデートと廃止を繰り返している

Bluetooth認証のルールでは、Bluetooth機能を搭載した最終製品は最終製品登録(End Product Listing = EPL登録)が必要ですが、Bluetoothのコア仕様(バージョン)が古いと最終製品登録が出来なくなる可能性があります。

以下にBluetoothバージョンの進化を示します。

過去20年間でBluetoothバージョンは、常に進化(アップデート)を繰り返してきており、バージョンによって実現できる機能や特徴が異なります。一方、互換性や相互接続性を担保する観点から、古くなったバージョンには期限が設けられ、最終製品登録ができなくなるというルールもあります。その具体的な期限として設けられているのがバージョンの『非推奨』及び『廃止』になります。

コア仕様(バージョン)の非推奨・廃止スケジュール

では、どうしたら良いのか?

Bluetoothモジュールを選定する際には、モジュールのBluetoothバージョンを確認し、合わせて該当バージョンの非推奨・廃止予定日もチェックすることをおススメします。

廃止予定日を過ぎたモジュールを搭載した最終製品は、新規に最終製品登録ができなくなるため、要注意です。

廃止予定日を過ぎたEPL登録済みの製品はどうなるの?

仮に、該当バージョンが廃止期限を迎えたとしても、廃止予定日以前に最終製品登録を済ませたBluetooth機器に関しては継続して生産・販売が可能です。ただし、既に登録済みの申告IDに対して新たな製品登録の追加はできなくなるため注意は必要です。

『廃止』切れのBluetoothコア仕様(バージョン)

2021年7月現在、v2.0、v2.1、v3.0は廃止切れのバージョンに該当します。該当バージョンのBluetoothモジュール採用は絶対に避けましょう。

『廃止』前のBluetoothコア仕様(バージョン)

v4.0、v4.1はまだ廃止予定日前ですが(2021年7月現在)、廃止が目前に迫っているため特段の理由がない限り採用は見送ることをおススメします。

『期限なし』のBluetoothコア仕様(バージョン)

v4.2以降のバージョンは現時点で廃止予定日が設定されていません。今後、新たにBluetooth機器の開発・販売を目指す場合はv4.2以降のBluetoothモジュールでの検討をおススメします。

【実録】廃止スケジュールは変わる可能性がある!

なお、バージョンの廃止スケジュールは変更される場合があります。

実際、過去にはv4.1の『非推奨』及び『廃止』のスケジュールが延長になったことがあります。今後も変更される可能性があるため、随時スケジュールの確認は必要です。

タグ: / / / / / /
この記事を書いた人
AGC、ユニクロ、freeeを経てデバイスと無線通信をひとつにするつなぎ役として、どんなメーカーでも無線化を実現できる世界をつくりたいという想いで株式会社ムセンコネクトを創業。筑波大学大学院修了、Bluetooth SIG公認 Bluetooth®認証コンサルタント。
ページトップへ戻る