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【早わかり】Bluetooth認証料金改正。24年1月から会費一律値上げ

こんにちは、ムセンコネクトCEOの水野です。(プロフィール紹介はこちら

本テーマは動画解説をメインとしておりますが、テキストでの解説もご用意しております。
視聴が難しい方は本ページをスクロールしてご覧ください。

まだご存じでない方、既にご存じの方々もいらっしゃると思いますが、先日Bluetooth SIGから会費値上げの発表がありました。

そこで本日は、今回の値上げに関する内容説明と、ムセンコネクトからの2つの提言について解説します。

目次

値上げ内容

2023年6月27日、Bluetooth SIGの理事会は2024年1月1日より会費を15%値上げすることを承認しました。

値上げの理由についてBluetooth SIGは、「現在および計画中の会員サービスのコスト上昇をカバーするために、会費の値上げが必要であると判断したから」と説明しています。

数年前の値上げの際にもお伝えしましたが、Bluetooth機器メーカーにとって特に大きく影響するのが、Declaration ID(申告ID)の購入費であるDeclaration Feeの値上げです。

現状、Adapter会員の場合のDeclaration Feeは$9,600 USDですが、2024年1月1日からは$11,040 USDになり、2023年7月現在の為替相場(1ドル145円換算)だと日本円で約160万円にものぼる費用になります。

過去(~2021/12/31)現在(2022/1/1~)未来(2024/1/1~)当初からの差
Declaration Fee$8,000 USD$9,600 USD$11,040 USD+$3,040 USD
日本円※116万円139万円160万円+44万円
値上げ率+20%+15%+38%
Adopter会員の場合、※1ドル145円計算

これは、2022年1月値上げ以前の金額と比べると約38%上昇したことになり、金額だと$3,040 USD、日本円で約44万円も高くなったことになります。

円安の影響も大きいのですが、日本市場においてはかなり費用負担が大きくなってしまいました。

現在未来(2024/1/1~)
年会費$0$0
Declaration Fee$9,600 USD$11,040 USD
16-bit UUIDs$3,000 USD$3,450 USD
費用回収料:初回監査不合格/0~45日目$0$0
費用回収料:初回監査不合格/46日目~停止$4,800 USD$5,520 USD
費用回収料:初回監査不合格/停止後$9,600 USD$11,040 USD
費用回収料:重複監査不合格/0~45日目$2,000 USD$2,300 USD
費用回収料:重複監査不合格/46日目~停止$6,800 USD$7,820 USD
費用回収料:重複監査不合格/停止後$11,600 USD$13,340 USD

また、Bluetooth認証プロセスが正しく運用されていない場合の是正措置時に発生する制裁金(費用回収料)も一律値上げされることになりました。

以上を踏まえ、ムセンコネクトから2つの提言です。

2つの提言

2023年中に必要数のDeclaration IDを購入すべし

もし向こう1年の間に製品登録を予定している場合は、15%値上がりする前に必要数のDeclaration IDを購入してしまうことをおすすめします。但し、Declaration IDは使用しないと12カ月間で失効してしまうため、使用タイミングも考慮して購入するよう注意してください。

(以前にも増して)Bluetooth認証はしっかりと対応すべし

費用回収料に対しても一律15%アップすることに加え、最近は非SIG会員でも販売停止処分のような重い罰が課されるなど、より厳罰化している傾向が見受けられるため、今まで以上にしっかりとBluetooth認証に対応する必要があります。もしBluetooth認証に対してご不安があれば、すぐにご相談されることをお勧めいたします。

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