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無線化の市場性と、その価値とは?

5年前位に「第4次産業革命」というビッグワードに対する注目度が高まりました。近年ではセンサーが様々な製品に搭載され、無線通信することで『モノのインターネット化(IoT化)』といったテクノロジー進化がトレンドとなり、あらゆる産業において無線化による効率化や高付加価値化が起こりつつあります。

そのため、ありとあらゆる「モノ」が無線化によってつながっていくため、それに必要な世界のIoTデバイス数は、2015年から2020年の5年間の間で約2倍に増加すると言われています。中でも特に大きく成長すると期待されているのが『産業用途』です。デバイス数でこそ『通信』カテゴリには敵いませんが、その年平均の伸び率は『通信』カテゴリの約4倍にまで上ると考えられています。

世界のIoTデバイス数の推移及び予測

出典:IHS Technology

分野・産業別のIoTデバイス数及び成長率予測

出典:IHS Technology

これらIoTデバイスの当初の想定用途としては『オペレーションの効率化』に目を向けている企業が多かったのも事実ですが、上記の産業用途では今後『製品・サービスの開発』や『新たなビジネスの創出』に利用される機会が増えることが期待されています。これにより、従来のメーカーでは単純にモノをつくって売るだけでなく、無線通信により製品利用時のデータを収集し、お客様で得られた情報や利用した状況などと組み合わせることで『コト売り』といったサービスも含めたモノづくりが無線化によって進むと考えられています。

つまり、無線化は従来のメーカーにとって『モノ売りからコト売りへの転換』であり、製造業という軸を武器にしながら新たな付加価値を生み、お客様に対してベネフィットを与えるテクノロジーとして期待されています。

大事になってくることは『企業における無線化の活用方法』

その際に気をつけたいのが「無線化をどう使っていくか?」ではなく「自社の事業、製品が無線化によってどう変わるのか?」が正しい考え方であり、重要な最初の一歩です。

まずは事業や製品課題という現状認識を行った上で、その課題が無線化によって解決できる手段なのかによって取り組むか否かが決まります。

決して無線化が目的にならず、現状課題に対してどういうインパクトを与えられるかという能動的な働きを考慮した上で無線化を活用することが、最終的にはお客様に対して大きな価値を提供できる推進力となります。

水野 剛
この記事を書いた人
岩手県出身。筑波大学大学院修了。AGC、ユニクロ、freeeを経て、デバイスと無線通信をひとつにする『つなぎ役』として、どんなメーカーでも無線化を実現できる世界をつくりたいという想いで株式会社ムセンコネクトを創業。株式会社イーアールアイの室長を兼任。
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