【無線化相談室 #2】無線化っていくらかかる? 費用は「4つの合計」で考えます

こんにちは、ムセンコネクトCCOの伊藤です。
連載「無線化相談室」の第2回です。今回はみなさんが特に気になるであろう、費用についてのご質問にお答えしていきます。
無線化の費用って、そもそも何にかかるんですか?
無線モジュールなどの部品代だけと思われがちですが、実際はそうではありません。無線化に必要な費用は大きく4つに分かれます。
①無線モジュール、部品の代金
まず無線モジュール、部品の代金です。既製品を後から無線化する場合は、基板の再設計コストもかかります。
②スマホアプリやクラウドアプリ
無線通信相手となる対向側のアプリ開発だったり、既存アプリの無線対応化が必要になります。無線化に伴ってクラウド対応しようとなった場合などは、そのコストもかかってきます。
③電波法・認証
無線は電波なので、各国の電波法に準じる必要があります。日本であれば、技適だったり工事設計認証の取得が必要です。また無線の規格ごとにも認証が必要になる場合があります。例えばBluetooth®であれば、Bluetooth®認証の取得も必要になってきます。
④量産の品質づくり
無線対応して製品をリリースするということになれば、当然自社のガイドラインに沿った量産品質というものを作り込んでいく必要があります。
以上の4つの中で、特に見落としがちなのが3番目の認証の費用と、4番目の量産品質にかかる費用です。ここまでを見込んだ予算検討が必要になってきます。
- 作る手順そのもの → Bluetooth機器を自社開発・販売するために必要な4つのステップ解説
- 電波法・技適の基礎 → 電波法・技適について
- Bluetooth®認証の基礎 → Bluetooth®認証(SIG認証)の基礎まとめ
なぜ「いくら」と一律に言えないのですか?
無線方式や製品の生産数量、設計思想によっても大きく変わるからです。
最初にお客様に確認したいこととして、次の3つがあります。
- 用途:何と通信したいのか
- 通信距離や頻度:どのくらいの距離で、どのくらいの量を送受信したいのか
- 電源:電池で駆動させたいのか、常に電源が供給されるのか
ここを整理すると見積もりの精度がかなり上がってきます。
一番お金がかかるのはどこですか?
一概には言えませんが、量産品質の作り込みではないでしょうか。
次に電波認証です。日本ではなく様々な国の販売を考えている場合、各国の電波法に沿った認証を取得する必要があります。
認証は自前でゼロから取ろうとすると時間も費用もかさみます。逆に言えば、ここを賢く進めることができると、全体の費用も抑えることができます。
費用を抑えるコツはありますか?
電波法認証を取得済みの無線モジュールを使うことで、認証の手間を省くことができます。
弊社のLINBLEシリーズも認証取得済みですが、こういったモジュールを選択するのが良いと思います。
- 認証取得済みモジュールとは → コンプリートBluetooth®モジュールとは
- 認証費用そのものを抑える → Bluetooth®認証の費用を抑える方法
相談のベストタイミングはいつですか?
早ければ早い方がいいです。企画・構想の段階から、ぜひご相談いただければと思います。
理由は、遅くなるほど手戻りの範囲が広がるからです。基板や筐体の設計し直しなどはコストが増えてしまいがちなので、ご相談は早めの方がいいです。
具体的になっていない段階だからこそ、どんな無線通信が最適か?というところからムセンコネクトが一緒に考えることができます。ぜひ一度ご相談ください。
第2回のまとめ
- 無線化の費用は、無線モジュール/スマホアプリ・クラウド/認証/量産の品質づくりの4つの合計で考えます
- 「部品代だけ」ではありません。 特に見落としがちなのは、3番目の認証と4番目の量産品質です
- 費用が一律に言えないのは、無線方式・生産数量・設計思想で変わるからです。 用途/通信距離と頻度/電源を整理すると、見積もりの精度が上がります
- 認証は自前でゼロから取ろうとすると時間も費用もかさみます
- 費用を抑える最短ルートは、電波法認証を取得済みの無線モジュールを使うことです
- ご相談は企画・構想の段階が最適です。 設計が固まってからでは、基板や筐体の設計し直しでコストが増えてしまいがちです
「これを聞いてほしい」というご質問がありましたら、YouTubeのコメント欄かお問い合わせフォームからお寄せください。 連載のテーマにさせていただきます。
よくある質問(FAQ)
- 無線化の費用は何にかかるのですか?
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大きく4つに分かれます。1つ目が無線モジュールなどの部品代、2つ目がスマホアプリやクラウドアプリ、3つ目が技適や工事設計認証などの認証、4つ目が量産の品質づくりです。部品代だけではありません。
- 無線化の費用で見落としやすいのはどこですか?
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3つ目の認証と、4つ目の量産品質です。この2つを見込まないまま予算を立てると、後から予期せぬコストが発生します。
- なぜ無線化の費用は「いくらかかる」と答えづらいのですか?
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無線方式、製品の生産数量、設計思想によって必要な設計が変わり、費用も大きく動くためです。用途(何と通信したいか)、通信距離と頻度、電源(電池か常時給電か)の3つを整理していただくと、見積もりの精度が上がります。
- 無線化で一番お金がかかるのはどこですか?
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一概には言えませんが、量産品質の作り込みと電波認証が大きくなりやすいです。特に日本以外の国でも販売する場合は、各国の電波法に沿った認証を取得する必要があります。
- 無線化の費用を抑えるにはどうすれば良いですか?
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電波法認証を取得済みの無線モジュールを使うと認証の手間とコストを省けます。ムセンコネクトのLINBLEシリーズも認証取得済みで、技適マークが付いています。
- 無線化の相談はどのタイミングでするのが良いですか?
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企画・構想の段階が最適です。基板や筐体の設計が固まってからだと、設計のし直しでコストが増えてしまいがちです。具体的になっていない段階からご相談いただければ、どんな無線通信が最適かを一緒に考えることができます。
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